サイクルロードレースと石田彰と私。

掲題の事柄等について、色々と自由に書いていく予定です。

落語のこと

サイクルロードレース石田彰さんの他にも、落語がとっても好きで、テレビを録画したり、iTunesなどで見つけては、せっせと聞いています。

 

先日の落語心中のイベントで、立川志らく師匠が言っていたように、正直言って、テレビで放送されているものだとしても、引き込まれるものがないというか、サラッと流れてしまって、耳に残らない落語は沢山ありました。

 

私がここ最近聞いた中で、これは良かったなと思うものをあげます。

 

五街道雲助 木乃伊取り

吉原に居続けをしてしまっている若旦那を迎えに行こうといろんな人が行ったものの、全員ミイラ取りがミイラに…というお話です。

雲助師匠は、旦那、奥さん、若旦那、番頭、トビのカシラ、飯炊き男、吉原の使用人と、数多くの人物をきっちり演じ分けていました。

中でも、トビのカシラの江戸っ子の話し方と、飯炊きの男性の東北訛りのような話し方が完璧で、同じ人がやっているとは思えないほどでした。

枕の前、まったりした口調で「一席お付き合いを願ってぇ、おきます」と言うのも好きです。

あと、師匠のホームページ、お手製ですか…?

 

●三遊亭歌之介 子別れ

亀坊の無邪気さ、お母さんの健気さが、本当に子供や女性に見えるほど、迫真に迫る描写です。

 

鈴々舎馬るこ 時そば

今年真打になられたんですが、堂々たるお身体で、存在感は超大物です。

馬るこ師匠が自分で考えて入れていると思われるくすぐりが最高でした。そばがほうとうで、切ってなくてずーっとすすり続けるとか…

 

立川志らく 死神

落語心中で石田彰さんが参考にしたという志らく師匠の死神ですが、その死神の陰気さと言ったら物凄くて、鳥肌が立つほどです。

落語心中の石田彰さんの死神を見てから、自身の死神を少し変更したと、落語心中のイベントでおっしゃっていました。

シーンと静まり返るところを作ったということでしたが、火を移してみるあたりは、息をするのを控えてしまいました。

 

三遊亭小遊三 ちはやふる

小遊三師匠といえば笑点の水色ですが、落語でもあの飄々としたスタイルが貫かれています。

小遊三師匠の十八番のちはやですが、途中からいきなりドンパン節を歌うところがあって、そこでテレビを見ながら声を出して爆笑してしまいました。

 

桂歌丸 火焔太鼓

儲からない骨董屋さんが仕入れたゴミ同然の古い太鼓が目が飛び出るような価格で売れてしまったお話です。

随所に散りばめられた皮肉や、驚いて腰が抜けている様子が面白くて、電車の中で盛大に吹き出してしまいました。

酸素が手放せなくなったようですが、可能な限り高座に上がり続けてほしいものです。

 

また機会を見て、落語のことも書きたいと思います。